NEMOHAMO
ブランディング
京阪ホールディングスが、“人にも地球にも良いものごと”をテーマにした複合施設を京都河原町にオープン。その核となるのが、オリジナルのオーガニックコスメブランドです。オーガニックとはいえ、植物成分が少量入っているだけだったり、石油系成分が入っていたりなど、実は基準がかなり曖昧な中、この製品は100%自然由来。自社農園で栽培した植物が原料という商品性はもちろん、地域密着型の身近な企業として、スタイルとしてのオーガニックではない、素直で誠実な世界観を目指しました。ブランド名は、根も、葉も、茎も、花も、実も、植物まるごと使うという特徴をあらわしたもの。NE(根)の上、HA(葉)の下に配したバーは大地を意味しています。植物エキス、大地や太陽など、自然の生命力をイメージしたブランドカラーのオレンジや、わら半紙のような再生紙タブロを採用したブランドブックなど、環境配慮と同時にその手触りや色彩といった感覚すべてを使ってコンセプトやセンスを伝えています。初披露は、日本最大級のファッションとデザインの展示会「ROOMS」。優れたブランディングが評価され、FRAUエシカルアワード、DISCOVER JAPAN アワードを受賞しました。
NEMOHAMOの仕事一覧